CanonA35 Datelux  キヤノン初のストロボ内蔵


発売は昭和52年10月。
このカメラ発売の2年前にコニカC35EFが発売されている。キヤノンや他のメ−カ−もこれを追従する形となったが、惜しいかなそれはほとんど2年後くらいの発売となっている。その2年間はコニカの独走状態であったと思う。
このA35デ−トルクスはCATS方式が採用されている。CATSとはキヤノン・オ−ト・チュ−ニング・システムというもので撮影距離とASA感度により自動的に適性絞り値になるというものである、、、
と読んで、なんだぁそれは結局フラッシュマチックじゃないかと思うかもしれないが、そのとおりある(笑)。ただし、日中光でも、ストロボをポップアップしているときでも、ファインダ−内に絞り値が表示されるという点は優れものである。
巻き戻しクランクが変わっていて、慣れないと使いずらい。電池はめずらしく単三電池をストロボ用に一本だけである。普通は2本なのだが。もっとも一般の露出用にはHD型の水銀電池を一個使っている。
このカメラの名前であるが、ヤフオクなどをチェックしているとA35デラックスと読んでいる人が多い。
たしかにぱっと見た目はDeluxeと見えなくもない。

みのかんのA35デ−トルクス
いつのまにかあったというカメラである。特別な印象はない。
ストロボで家族写真を撮ったぐらいであるが、写りに対しては可もなく不可もなくといったところ。もっともこの程度で写りがどうのこうのと論じられないので、その点は保留である。
いずれ作例写真をアップするときにと考えている。


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